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 同じ作者の「坂の上の雲」とセットで読むことをおすすめします。「坂の上の雲」からは、明治期の日本の状況(「欧米諸国に追いつけ追い越せ」「少ない資源を一極集中」)を読み取ることができます。このことが日本の高等教育が、帝国大学を頂点としたピラミッド型の構造となった要因でもあります。これらのことを基礎知識として持っていると、大学史について学ぶ上でも理解しやすいと考えます。

 一方、「竜馬がゆく」からは大学職員としての心構えを学ぶことができると考えます。登場人物達が活躍する江戸末期と現在の大学業界の状況は似ています。鎖国の中、幕府の言いなりになっていれば良かった時代から外圧にさらされる時代へと変化していきました。これは現在の大学競争の時代と似ているのではないでしょうか。

 幕府を倒し、外敵を打ち払えばすべて解決すると考えられていた世の中において、竜馬は貿易を行い、財力を蓄えながら、各藩を一つに束ね、国を強くしていこうと考え行動していきます。急進的な改革者は失脚していく中で犬猿の仲であった薩摩と長州を結びつけた功績はあまりに有名です。

 大学についても同様で、トップダウンの改革はカリスマがいれば一時的には成り立つかも知れません。しかし、大学は永続的に存続せねばなりません。その大学を良くするためには、職員が大局観を持つことが重要であると考えます。大学をどうしたいか、学生を元気にするためにはどうしたらいいのか。それを実現するためには地に足を着け、自分を磨きながら一歩一歩進んでいくしかないのだと気づかされる本だと思います。

(課題提出者:安田 誠一)

 
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 本書は、学部学生時代、卒業レポートを執筆する上で参考としたものです。学部の指導教員が作成した指定図書になっており、今回、大学院の研究成果報告作成のために、久しぶりに読み返してみました。

 本書は1994年に発行となったものです。現在でも十分活用できるものであるとともに、レポートの役割と書き方は不変であるという印象を持ちました。

 特に、事実と意見を区別することは大切であると考えます。これは、レポートにとどまらず、社会のどのような場面でも必要なことであるからです。

 加えて、意見を述べる上での発想の部分が大切であると考えています。私が所属する大学院に所属する学生は、大学職員などの実践的な職業の者がほとんどです。実践的な職業に就く者には、研究のみならず特に実務としての学びが必要となるからです。

 実践的な観点から述べても、もちろん事実に基づく意見は大切です。しかしながら、この意見が社会にとって必要であるか、大学にとって今後につながるものとなるのかという発想はもっと大切なことであることを忘れてはなりません。

(課題提出者:菊地 勇次)

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 「子どもがつくる町・ミニたまゆり」は、田園調布学園大学が川崎市の教育委員会と連携をして社会貢献活動の一環として毎年取り組んでいるイベントで、内容はキッザニアと似ています。しかし、毎年、町のコンセプトやルールやお店などを子どもたちがゼロから創り上げます。そのサポートを必修科目「福祉マインド実践講座」を通じて1年生約100名が学生スタッフとして行います。

 学生は、どうしたら子どもたちの力だけでやれるかを考え、常に子どもの目線に立ってサポートを行います。この経験を通じて学生は将来、教師や福祉職、心理職などの援助者に必要な福祉マインドを養います。

 この報告書にはイベントの概要や流れ、イベントをプロデュースする学生の気づきや思いなどが掲載されています。大学と地域との連携を考える際に、どう学生を活用するか、地域をどう巻き込んでいくかを考えるヒントになる報告者です。

(課題提出者:二宮 幸太)

12月11日(日)に桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科10周年記念研究会が開催されます!

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 今後、通信教育を受講していく立場として通信教育の解説や体験談が掲載されている本が気になるため、2週連続通信教育の本をお勧め本として挙げました。

 大学は主体的な学びが求められ、高校までの受動的な学びとは異なる点について大学入学当初には困惑させられたのをこの本を読んで思い出しました。特に通信教育の場合だと、先輩からのアドバイスや同窓生との情報共有も簡単にはできずに行き詰ってしまうことが多いと思われます。そのような点を解消するためにこの本では通信教育の学習の流れやよくある疑問点について触れられています。

 また、近隣で通信教育を受講している人の集まりである学習グループの存在が紹介されており、一人で学ぶのではなく、なるべく仲間と学べるような工夫が通信教育過程で卒業、修了するために必要であることに気づかせられた一冊でした。

(課題提出者:山咲 博昭)

12月11日(日)に桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科10周年記念研究会が開催されます!

『IDE現代の高等教育』No.535・11月号(テーマ:成長する大学職員)

 本誌では、実践的な学びの大切さを一生懸命伝えているところが、特に良いと思うところです。

 さて、職員は誰のために学ぶのでしょうか。

 私は、「職員が成長する」ことはもちろん大切だと思っています。そして、これに加えて、「職員が学生の成長に貢献する」ことが学ぶ目的であってほしいと考えています。主語は「職員」ではなく「学生」であるべきだと思っています。つまり、職員は「職員のため」に学ぶのではなく「学生」のために学ぶということであり、職員が「輝く」のではなく、学生を「輝かせる」のが職員の役割ではないかと願っています。そのなかで、教員、学生とともに歩み、関係をつなぎ合わせ、かたちづくっていくことが職員としての醍醐味なのではないかと考えています。

 異なる立場の構成員をつなぎあわせ、教員、学生、地域等とともに大学をより良くしていくという大切で難しい役割を職員は担っていると考えています。職員は自らが「成長する」とともに、「学生や地域の成長にも関わる」ことのできる素晴らしい仕事であると思っています。このことを証明し、実践できる無限大の可能性を秘めているのが、大学職員であり、大学職員としての誇りであると思っています。

(課題提出者:菊地 勇次)

12月11日(日)に桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科10周年記念研究会が開催されます!

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