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■記事

松下政経塾出身者は議論ばかり
(2011年7月8日(金)読売新聞夕刊18面)

■記事の抜粋

 閣僚をはじめ与野党で38人の現役国会議員を送り出している「松下政経塾」(神奈川県茅ヶ崎市)の佐野尚見(たかみ)塾長(68)が読売新聞のインタビューに応じ、「多くの政治家を送り出している身として、政治の混乱に責任を感じる」と語った。

 2009年の政権交代も、その後の「ねじれ国会」も、私は結構だと思いました。意見の違う政治家が、様々な角度から議論し、最後は政治家の見識によって、日本が抱える諸問題を打開してくれると期待しました。

 ところが、その議論はいつまでもまとまらず、期待は外れた。そんな国政の現場に、塾を卒業した国会議員が今、与野党で計38人います。塾を創設した松下幸之助氏がご存命なら、「一体、君たちは何をしているんや!」と怒るはずです。実際、私の耳にも「政経塾出身者は理屈ばかり」という声がたくさん届きます。

 松下氏は、会社も国も、しっかりとした理念の下で生産性を高めることが大切だと説きました。

 1日をムダにすれば経費がかかるだけでなく、本来生み出せたはずの成果も得られない。時間はお金なのです。しかし今の国会は、会期が50日か70日かでもめるような不毛な議論を重ね、被災者が1日1日を必死で生きている時、以前と同じ悠長なやり取りを続けている。国民はそこに腹が立つのです。なぜ、何も決められないのか。「こんな国をつくりたい」という理念がないから、政策がぶれるのです。今の日本には、国を率いるリーダーがいない。

 政経塾出身の政治家は、国家観や歴史観を学んできました。塾出身者以外にも志のある政治家は数多くいるし、優秀な官僚も知識人もいる。今こそ、党利党略を超え、スピード感を持って、この困難に立ち向かってほしいと願います。

■コメント

 松下政経塾ほどの知名度はありませんが、大学職員業界においても、勉強会や研究会と名のつくものはいくつかあります。これらの会に積極的に参加される人も多いです。それらは確かに有益で、自分の成長につながり、また大局観を養う場ともなります。私自身も時に参加者として、時に企画者としてこれらの活動に携わっています。

 一方で、これらの活動に批判的な声もあります。「本業(仕事)よりそれらの活動に注力している」「仕事にそれらの活動が活かされていない」「下手に知識を得て学内で批判を繰り返すのでやっかい」といったものです。

 これらの声はこの記事にある「政経塾出身者は理屈ばかり」と似たような状況です。

 そもそもこれらの勉強会や研究会は、自己を高めることはもちろんですが、その先にある「大学を良くしたい」「教育研究を支えたい」といった理想や想いを具現化するための活動であるはずです。身につけた知識や経験も、そこに理想や想いがなければただの理屈、下手をすればへ理屈にしかとらえられません。

 時にスタートラインを確認し、「自分はなぜ努力するのか」「自分はなぜ学ぶのか」を常に問いかけ、実践につながる働きをしていくことが、これらの会をうまく活用することにつながり、ひいては想いや理想の醸成へとつながっていくのだと、少なくとも私自身は信じています。

(課題提出者:大竹 秀和)

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